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水道管の振動で悩ませられる

トイレの床工事と温水洗浄便座の設置とは関係ありませんが、水道関連つながりで一つ紹介しておきたいことがあります。
それは水道管の振動で長い間悩ませられ、いくつかの対策を講じたが効果は少なく諦めかけていたところ、一本の電話によって解決した話です。
水道管の振動とは、音を表現するならばアメリカンバイクのアイドリング時のようなWドドドッ”という音が繰り返しなり、その音が家の中の壁を叩いているような振動と併せて聞こえるのです。
最初は何か外でやっているのかと思い気にしなかったのですが、音や振動がだんだんと大きくなり、それが自宅内で起きていることに気付きました。
音や振動が発生する場所は、初めは2階の洗面所裏あたりだったのが、その後は1階の脱衣所洗濯機裏の壁から聞こえるようになりました。
工務店を経営する友人に相談したところ、音や振動を直接聞いていないので何とも言えないとのことでしたが、一般的に考えると鉄管でできた水道管によるウォーターハンマー現象ではないかとの見解です。
しかしウォーターハンマー現象は、蛇口を急に閉めた時などその時だけ起きるものであり、長時間続くようなものではないと思いました。
実際に、蛇口を急に閉めても何も起こらず、音や振動は不定期に突然起こり、時間も数秒から数分続くこともあったのです。
とりあえず原因を探すということで、音や振動が起きている1階脱衣所の天井に点検口を開け、洗濯機につながる水道管を確認しました。
ところが、あれだけ音や振動がするのに水道管はしっかりと固定されており手で動かしても水道管は全く動かなかったのです。
原因不明のまま、とりあえずウォーターハンマー現象を緩和させる装置を購入し、2階洗面所の水道、1階洗面所の水道、1階脱衣所にある洗濯機の水道の3箇所に設置しました。
設置したあと数日は音や振動が起きることなく過ぎたのですが、その後今までと同じように振動が発生したのです。
ただし、音が小さくなった、振動が小さくなったなど設置前とは明らかに異なったように感じました。
しかし、これでは解決とはなりません。
工務店経営の友人も水道工事業者等多くの関係者に問い合わせをしても明確な答えは返ってきませんでした。
築30年の家が原因なので建てかえるしかないといった困った発言もあったようです。
しばらく音と振動に悩ませられながら生活していましたが、音と振動の回数及び時間が長くなり、生活に大きな影響を与え始めました。
時間が長くなったということは、原因を探す時間も長くなるということで、発生中に様々な箇所を調べたのです。
その中で、自宅敷地の入り口付近にある水道メーターと元栓がある箇所を調べたところ、その水道管自体が大きく振動していることを発見しました。
水道メーターと元栓がある水道管が振動しているということは、原因は自宅ではなく大元の水道管にあるのではないかと考え、水道局に相談しました。
電話をしたところ担当者を派遣するということで、数日後担当者が来ました。
今までの経緯等一通り説明したところ、同じようなケースは今までに存在したことはあるのだが、はっきりとした原因は特定できていないとのことでしたが調査は行うこととなったのです。
自宅内の水道メーター付近や近所の水道管等一通りの調査を行った結果、1箇所水漏れを起こしているところがあり修理を行ったので問題は解消されるかもしれないので、とりあえず様子を見ることとなりました。
しかし、数日後音と振動は発生し再度上下水道組合の担当者に連絡しました。
担当者は再度来訪され、周辺の調査を行い様子を見ることとなりました。
それでも音と振動が発生し連絡をしたところ、上下水道組合の市の水道担当計4人が調査にあたり、以前とは異なる箇所に水漏れを発見したのです。
水漏れは向かいの住宅の敷地内で発生しており調査・修理に時間を要しましたが、どうやらこの水漏れが音と振動の原因だったようで、それ以降音と振動は皆無となりました。
水道本管から周辺住宅へと水道管が伸び、そこから各家へとさらに水道管が配管される仕組みとなっており、その水道本管から自宅の間のどこかで水漏れが発生して、その影響が別の家に出てしまったのです。
このように自宅敷地内に伸びる水道管ではなく、他の場所でおきた水漏れが原因で音や振動が発生することが確認されたので、このような場合は自分だけでは解決できないので、水道を管理している機関に相談することをお勧めします。