雨水浸透枡の設置 その4
南東縦樋下の雨水浸透枡
南東にある縦樋からはたくさんの雨水が流れ、雨が多く降るとものすごい勢いで縦樋から吹き出る状態でした。
最初は一番サイズの小さい雨水浸透枡を設置したのですが、すぐにオーバーフローしてしまったことから、中サイズの雨水浸透枡を横に並べて設置しました。
通常であれば一つの浸透枡を深く掘って許容量を多くするのでしょうが、深く穴を掘ることができなかったため横にもう一つ設置することとしました。
この場所は縦樋が外水道の横を通っており、縦樋の真下は軒下のコンクリートで覆われており、縦樋の真下に雨水浸透枡を設置することができませんでした。
さらに外水道が邪魔をして配管がうまくいかず、塩ビエルボーと短い塩ビパイプを使用して何とか雨水浸透枡へと接続したという苦労があった箇所です。
このように苦労して設置した雨水浸透枡でしたが、機能としては二つ設置したにもかかわらず、すぐにオーバーフローしてしまいました。
これは根本的な問題を解決しなければならないと考え、結果的に雨樋の経路を変更することとなりました。
この縦樋に流れてくる雨水は、2階の南側の屋根、1階の南側の屋根、1階の東側の屋根と3箇所から流れてくるのですが、その屋根の面積は非常に大きく、この縦樋が一番大きな負担がかかっていることがわかりました。
雨樋はトタン製で30年経過していることから、各所で腐食が進み雨水が漏れている状態でした。
そこで雨樋の全面交換を実施を考えており、その際に南東の縦樋に集中しているもの変更することとしました。
実際には2階東側屋根の雨水を、比較的負担が少ない1階西側の縦樋に流すように変更して、その結果この雨水浸透枡はオーバーフローすることはなくなりました。