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温水洗浄便座の取り付け

給水ホースの設置が終わりましたら、いよいよ温水洗浄便座を取り付けます。
その前に既設の便座を取り外さなければなりません。
便座は便器後ろ裏側から2本のボルト・ナットで固定されているだけなので基本的には簡単に外すことができます。
しかし、長年固定されていることからさび付いて外れないこともあります。
この場合にはKURE556をナット部分に大量に吹きつけ金槌で軽く30回程度叩きます。
こうするとさび付いたナットが取れやすくなりますが、これでも取れない場合には金鋸等で切断するしかありません。
私の場合は便器の裏側という作業環境の悪い箇所であったことからメガネレンチとラチェットレンチで取り外しました。
トイレ床修理と温水洗浄便座
便座を外すと便器に汚れが残っていますのでキチンと掃除をしましょう。
トイレ床修理と温水洗浄便座
次は同梱の取付けボルトセットを使用して温水洗浄便座本体を取り付けます。
トイレ床修理と温水洗浄便座
まずは取付けボルトからナット、樹脂ワッシャー、パッキンAを外します。
トイレ床修理と温水洗浄便座
次に取付けボルトの頭を本体裏面にある本体固定板の溝に差し込みます。
トイレ床修理と温水洗浄便座
次にパッキンBを上に動かして本体固定板と取付けボルトを仮固定します。
トイレ床修理と温水洗浄便座
次に本体に固定した取付けボルトを便器の取り付け穴に差し込んで、取付けボルト下側からパッキンA、樹脂ワッシャーの順で取付け、ナットを手でしっかりと締め付けます。
このナットの締め付けは必ず手で行ってください。
工具等を使用して締め付けると、締め付けすぎてナットやボルトが損傷することがあります。
手で締め付ける力で十分固定できる仕組みとなっていますので工具等の使用は絶対にやめましょう。
トイレ床修理と温水洗浄便座
本体の設置にあたり多少のがたつきが生じることがありますが、これは本体が便器から脱着できる構造であるためであり、異常ではなく使用に当たっても問題ありません。
また本体の設置にあたり、便器の大きさやタンクの大きさ等設置環境が異なることから、便座のフタがタンクに当たる、便座が倒れやすくなるといったことがおきます。
この場合には本体を少し前に引き出して取り付ければ問題が解消されることがあります。
ただし本体裏面のノズル収納部が便器に乗り上げないように注意する必要があります。
トイレ床修理と温水洗浄便座
最終確認として、本体を軽く持ち上げてしっかりと固定されていることを確認しましょう。